炎天下のゴルフも空調服で快適に

夏場の炎天下でのゴルフは、大量に汗をかくことで脱水症状を引き起こしたり、熱中症になりやすいです。せっかくゴルフを楽しみに行っているのに、日影もほとんどないゴルフ場では楽しむことよりも苦しい思いをしてしまうというケースが少なくありません。

そんな夏場のゴルフでも快適にプレーできるのが空調服です。空調服とはどういうものなのか詳しく紹介していきます。

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空調服とは?

夏場のゴルフに最適な空調服ですが、そもそも空調服という存在を知らないという人も多いのではないでしょうか。空調服とは、建設現場などの作業現場でよく着られている作業着のことを指します。空調服には小型のファンが付いており、服の中で外気を取り入れ体を冷やしてくれるのです。

空調服で冷える仕組み

空調服にも様々なタイプのものがありますが、一般的な空調服は空調服内に取り付けられたファンによって外気を取り入れ体を冷やします。この冷える仕組みの詳細ですが、ファンによって取り込まれた空気は服と体の間を流れていきます。

この時に気化熱によって汗が気化し体から熱を奪ってくれるという仕組みです。当然、空調服の中を通った空気は暖かく湿ってしまっています。この暖かく湿った空気は、空調服にもよりますが一般的には襟元や袖口などから排出されるようになっているため服の中に熱がこもったりすることは無いのです。

また、首元から風が抜けてくるので、顔にも清涼効果を期待することが出来ます。

空調服の電源

空調服はファンを回しますので電源が必要です。一般的には空調服を購入する時にバッテリーとファンがセットになっていることが多いです。ただし、バッテリー単体やファンユニット単体なども販売されていますので、予備のバッテリーとしてやより風量の多いファンユニットに交換するなども可能となっています。

基本的に空調服は使用する前日などにバッテリーを充電して利用するのですが、スマートフォンなどに使用するモバイルバッテリーを使用することが出来るものもあります。ゴルフのラウンドは18ホールで約5時間ほどかかると言われていますので、5時間以上の稼働時間がある大容量バッテリーのものか、予備のバッテリーなどを用意しておくことが大切です。

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空調服の形

空調服の形ですが、元々は長袖のジャンパータイプのものしかありませんでした。いくら空調服で涼しいとは言っても、夏場に長袖のジャンパーを着ながらゴルフをプレーするのはちょっと浮いてしまいますし、空調服は常に服の中を空気が流れているのでモコモコとしてしまうので空調服を着てゴルフをする人はほとんどいませんでした。

しかし、近年空調服を着てゴルフをプレーする人が増えているのは空調服のデザインが多様になってきたからです。

長袖タイプしかなかった空調服に近年増えてきているのが、半袖タイプやベストタイプの空調服です。袖が短かったり、ベストタイプであれば袖がないので、今までの長袖タイプの空調服と比べて圧倒的に動きやすくなりゴルフにも使用する人が多くなりました。

デザイン性が向上

空調服に半袖タイプやベストタイプが増えたことで、夏のゴルフの時に使用するという人は増えていましたが、それでもあえて空調服を避けている人も少なくありません。というのも、やはり空調服は作業着なのでデザイン性に乏しいものが多かったからです。

ゴルフは好きなウェアを楽しむというところもあるので、無機質な空調服を着てプレーをするのに抵抗があるという人も少なくなかったのです。しかし、そんな空調服にも変化が訪れます。空調服を使用してゴルフをプレーする人が増えた影響もあり、空調服のメーカーも機能性だけではなくデザイン性を意識するところが増えてきたのです。

スタイリッシュなデザインの空調服も増えたことで、ゴルフ場で着てもデザインに違和感を感じることが少なくなりました。デザイン性が向上したことによって、今までデザイン面で空調服を避けていたゴルファーからも空調服を使用する人が増えてきたのです。

ゴルフに邪魔にならない!?

空調服を着てゴルフをしてみたいけど邪魔になるのではないかと不安に思う人もいるでしょう。たしかに長袖タイプなどはダウンジャケットのように膨らむので気になる人はいるかもしれません。しかし、空調服のファンは自由に電源のオン・オフが可能なので、打つ時はファンの電源をオフにして、それ以外の移動の時などはファンの電源をオンにするという使い方であれば空調服によってプレーの邪魔になるということは無いでしょう。

どうしても気になるという人は、ベストタイプを選べば問題ありません。

空調服を着ても怒られない?

格式の高いゴルフ場や、仕事の取引先などとの接待ゴルフの場合は空調服の利用は避けたほうが良いかもしれません。また、クラブハウスなどでも脱いでいたほうが良いでしょう。空調服を着てのプレーが良いのか悪いのかはゴルフ場のハウスルールなどによっても異なりますので、事前にゴルフ場に問い合わせておいたほうが無難です。

空調服と冷感インナー

暑さ対策として、空調服以外では冷感インナーを着てプレーしている人も多いのではないでしょうか。冷感インナーも空調服と同様に気化を促進することで冷やしています。これはどちらの方が効果的なのかと言うよりも、同時に使用するとさらに効果を発揮してくれます。

冷感インナーは繊維が細かいため、通常の服よりも気化が速くなり涼しく感じるという仕組みです。したがって、冷感インナーを着た状態で空調服を使用すれば、冷感インナーの効果と空調服の効果で相乗効果が期待できるということになります。

空調服は洗濯が可能?

空調服にはバッテリーやファンユニットが使われるため、普通の服と同じように洗濯をすることが出来ないのではないかと思ってしまう人も少なくありません。そういった心配は不要で、空調服からバッテリーやファンユニットは取り外すことが出来ます。

バッテリーやファンユニットを取り外せば普通に洗濯をして洗うことが出来ますので、ニオイや汚れを防ぎ清潔に保つことが可能です。持ち運びをする際も、空調服にバッテリーやファンユニットを装着した状態にするのではなく、バッテリーやファンユニットと別にすると小さく畳めるのでスペースを取りにくくなるでしょう。

2日連続などでゴルフをプレーする場合は、持っているバッテリーやファンユニットに対応している空調服のウェアのみを別途用意しておけば安心です。